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第13回口頭弁論は12月9日(火)11時30分から東京地裁606号法廷で行われた。 出席者 原告側:高橋、羽倉、土橋、谷合の4弁護士 被告側:法務省、外務省情報公開室ほか関連部署関係者10名余 傍聴席:数名 期日に先立って原告準備書面(6)を提出してあった。裁判長から原告に対して準備書面どおり陳述することを確認のうえ、被告に対して「原告準備書面は網羅的に記述されているので、反論は対応がはっきり分かるように書くよう」指示があった。 また裁判長は原告に対して、「かつて原告は学者意見書の提出を検討しているとのことであったが、出る可能性はあるのか」と質問、原告は「来年2月ごろに提出したい」と回答した。次回口頭弁論の期日を決め、わずか数分で閉廷した。 原告準備書面(6)は法廷で高橋弁護士が述べたように、これまでの裁判の経過を集大成したもので、新味はないものである。すでに原告、被告の論点は繰り返し述べられ、前回9月の口頭弁論では、裁判長と原告の度重なる要求に対して、「不開示情報の該当性の判断に必要な限度での情報の特定」すら明らかにせずに、「これ以上特定した主張はできない。」と被告は明言したのである。裁判は結審とすべき時期に至っていると思われ、本件の不開示処分は取り消されるべきものである。 これにさらに反論を促していては、延々と切りがつかない。そのような訴訟指揮である以上、原告側も学者の意見書を手配したり、新たな論点を打ち出して対応していかざるを得ない。 次回口頭弁論:2004年2月18日(水)午前11時30分、606号法廷 |
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鈴木祥宣 記 |