ビートルズ来日公演警備動画 情報公開をめぐる動き

ビートルズ来日動画公開から1年 その後の動き発表

NPO法人 情報公開市民センターは、警視庁へ情報公開請求して入手した幻のビートルズ来日動画を22/9/24(土)に第29回全国市民オンブズ米子大会でオンライン配信しました(音声なし)。


あれから1年。その後情報公開市民センターがどう動いたか、「元フィルム」の開示を求める審査請求について、23/9/23(土)第30回全国市民オンブズマン仙台大会2023で発表します。
仙台弁護士会館での参加は1,000円。ウェビナーは無料です。
上記Peatixが使えない方は、以下フォームでお申し込み下さい。

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23/9/23(土)24(日)第30回全国市民オンブズマン仙台大会2023

ビートルズ来日元フィルム不存在審査請求 審査会諮問通知書来る

NPO法人 情報公開市民センターが、警視庁が撮影したビートルズ来日動画の元フィルム「不存在」決定に対する審査請求を行った件で、東京都公安委員会は23/7/12に審査会諮問通知書を送付しました。

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・警視庁「元フィルムは不存在」決定書
・警視庁「元フィルムを破棄した記録も不存在」決定書
・「元フィルムは不存在」に対する審査請求書
・23/4/10 警視庁から弁明書
・23/4/26 情報公開市民センターは反論書を送付しました。
・警視庁撮影 警視庁ビートルズ来日動画(YouTubeにアップしました)

・文書検索目録(警視庁警備部第一課のもの)

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※情報公開を求めるため、3000円以上のカンパを23/9/30までに110人大募集中です。現在139名です。

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ビートルズ来日動画元フィルム不存在審査請求 警視庁に反論書送付

NPO法人 情報公開市民センターが、警視庁が撮影したビートルズ来日動画の元フィルム「不存在」決定に対する審査請求を行った件で、情報公開市民センターは23/4/26に反論書を送付しました。


警視庁から23/4/10付けで弁明書が届き、「元フィルムは存在を確認できなかった。公文書廃棄票も存在を確認できなかった。元フィルムが公文書として取り扱われていたかを確認できる記録も存在しない。」と述べました。

情報公開市民センターは、「編集済フィルムは1966年に撮影したのに、文書検索目録に2014/1/3に作成・取得したとある。2014/1/2までは文書検索目録に記載がなかった訳であるから、文書検索目録に記載がないことが、公文書の不存在を根拠づけるものではない。」「撮影担当者に元フィルムの所在や提出先を聞き取り、探索・調査を行った形跡がない」と述べました。

・文書検索目録(警視庁警備部第一課のもの)

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・警視庁「元フィルムは不存在」決定書
・警視庁「元フィルムを破棄した記録も不存在」決定書
・「元フィルムは不存在」に対する審査請求書
・警視庁撮影 警視庁ビートルズ来日動画(YouTubeにアップしました)

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※情報公開を求めるため、3000円以上のカンパを23/9/30までに110人大募集中です。現在95名です。

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ビートルズ来日動画元フィルム不存在審査請求 警視庁から弁明書届く

NPO法人 情報公開市民センターが、ビートルズ来日動画の元フィルムを情報公開請求したところ、警視庁は「不存在」「破棄した記録も不存在」決定を出しました。
元フィルム「不存在」決定に対して審査請求をした件で、警視庁から23/4/10付けで弁明書が届きました。
東京都公安委員会から、23/4/26までに反論書を送るよう通知もきました。


警視庁からは、「元フィルムは存在を確認できなかった。公文書廃棄票も存在を確認できなかった。元フィルムが公文書として取り扱われていたかを確認できる記録も存在しない。」と、意見が来ました。

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NPO法人 情報公開市民センターは、23/4/26までに反論書を送付する予定です。
また、「ビートルズ来日動画」を公文書館へ移管するよう申入を検討します。

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・警視庁「元フィルムは不存在」決定書
・警視庁「元フィルムを破棄した記録も不存在」決定書
・「元フィルムは不存在」に対する審査請求書
・警視庁撮影 警視庁ビートルズ来日動画(YouTubeにアップしました)

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※情報公開を求めるため、3000円以上のカンパを23/9/30までに110人大募集中です。現在70名です。


警視庁ビートルズ来日動画の元フィルム「不存在」に審査請求

NPO法人 情報公開市民センターは、1966年6月から7月にかけてビートルズが来日した際に、警視庁が16ミリフィルムで撮影した警備動画(DVD)を編集する際に用いた「元フィルム」を警視庁に情報公開請求したところ「不存在」決定が出た件に対し、23/2/4に審査請求を行いました。

・審査請求書
・警視庁撮影 警視庁ビートルズ来日動画(YouTubeにアップしました)

情報公開市民センターは、警視庁が編集後の来日動画について情報公開請求したところ、ビートルズ以外の顔は不開示だとされたため最高裁まで争ったのち、22/7/25にビートルズ以外の顔がモザイクとなった動画(DVD)の開示を受けました。

詳細にDVDを分析したところ、明らかに複数のフィルムを編集して作成されていることが判明しました。
よって編集前の「元フィルム」を情報公開請求した次第です。

「元フィルム」は「不存在」とのことですが、「元フィルム」を破棄した記録を警視庁に情報公開請求したところ、23/1/17に「破棄した記録も不存在」決定が出ました。

情報公開市民センターは、「元フィルムも公文書である以上、廃棄についての適切な手続きが求められ、これを記録した公文書が存在するはずである。しかし、かかる公文書が存在しない以上、実際は現在も元のフィルムは警視庁が保有していると考えざるを得ない。」と審査請求書で述べています。

上記DVDが開示された際、各マスコミはこぞって取り上げました。
音楽評論家の宮永正隆氏は「警視庁はモザイクをやめて全面的に開示し、世界的な文化遺産を共有すべきだ」「映像は公共の財産であり、人類の財産」と述べています。
元のフィルムも「世界的な文化遺産」であるため、モザイクなしの元のフィルムを開示することを望みます。

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※情報公開を求めるため、3000円以上のカンパを23/9/30までに110人大募集中です。現在26名です。


「ビートルズ来日動画」編集前の元フィルム 不存在決定 警視庁

NPO法人 情報公開市民センターが情報公開請求で入手した「1966年に日本武道館で行われたビートルズ日本公演に関し、警視庁警備部が撮影したフィルム」を編集するに当たって、警視庁が撮影した元フィルムを情報公開請求したところ、警視庁は22/11/4に「不存在決定」を出しました。
22/10/27、警視庁情報公開センターから電話があり、「担当者に聞いたところ、『ビートルズ動画は前回請求時にすでに当該編集済フィルムしか残っていなかった』とのこと」と言われました。

情報公開市民センターは、開示されたフィルムが掲載されている警視庁の文書管理簿を22/12/26に情報公開請求しました。
また、上記元フィルムを破棄した文書も同日情報公開請求しました。

情報公開市民センターは、ビートルズを通して公文書管理を検討するのが目的です。
上記情報公開請求の結果が出次第、さらなる追及を行う予定です。

※情報公開を求めるため、3000円以上のカンパ大募集中です。

警視庁撮影「ビートルズ来日動画」+新海聡弁護士情報公開訴訟解説 DVD発売

NPO法人 情報公開市民センターが情報公開請求で入手した「1966年に日本武道館で行われたビートルズ日本公演に関し、警視庁警備部が撮影したフィルム」ならびに、新海聡理事長が情報公開訴訟について解説した動画(2022/9/24)をまとめたDVDを1000円で発売しています(数量限定)。
なお、上記DVDの内容はYouTubeに載せています。
・動画全て(モノクロ35分40秒(音声無し))
・新海理事長による情報公開訴訟解説動画 

また、2020,21,22年版全国市民オンブズマン大会資料+(ビートルズ来日動画+解説)DVDを、定価7000円のところ1セット5000円で販売します。
上記フォームもしくはFAXでお申し込み下さい。
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解説文

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第29回全国市民オンブズ米子大会2022
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22/10/16(日)13時半〜新海理事長がビートルズ大学登壇決定

22/10/16(日)13時半に開催されるビートルズ大学に、NPO法人 情報公開市民センター 新海聡理事長がオンラインで登壇します。
なお、22/9/30(金)までに「NPO法人 情報公開市民センターに最低3000円の寄付をした方」は 「ビートルズ大学のフェイスブック・プライベートグループへの入室許可申請」をビートルズ大学に送ってくれれば22/10/16(日)13時半〜新海理事長のビートルズ大学登壇回を無料でオンライン聴講可能になりました!
(希望者はその旨 office@ombudsman.jp にご連絡下さい。住所と氏名をビートルズ大学に提供します)

・郵便振込口座番号 00220−4−41902
 口座名称 特定非営利活動法人 情報公開市民センター
・ゆうちょ銀行 当座:〇二九店 41902
 口座名称 特定非営利活動法人 情報公開市民センター
・三菱UFJ銀行 四谷(よつや)支店(店番:051)普通 0110626
 口座名称 特定非営利活動法人情報公開市民センター
(認定NPO法人になるには、寄付者の氏名と住所が必要です。振込用紙で振り込まれた人 以外は、メールにて氏名と住所をお教え下さい。)


【幻の動画】警視庁撮影 ビートルズ来日動画が22/9/25(日)正午以降に一般公開

NPO法人 情報公開市民センターが「1966年に日本武道館で行われたビートルズ日本公演に関し、警視庁警備部が撮影したフィルム」の情報公開を求めた訴訟の判決が、最高裁にて2018/10/25に確定した件で、4年の時を経てようやくDVDとして開示されました。
解説文(ネタバレあり)
一般公開に先立って、22/9/24(土)に米子市で行う『第29回全国オンブズ米子大会2022』において、理事長の新海聡弁護士が15時半頃、一部映写と共に解説をした後、18時15分以降の懇親会会場で現地映写するとともに、全体会の申込者向けにオンライン配信する予定になっています。

(全国大会オンライン配信のZoomウェビナーは無料分は締め切りました。有料枠はまだございます。要事前申込。録画不可)

その後、全国大会終了後の22/9/25(日)正午以降に、全国市民オンブズマン連絡会議のyoutubeチャンネルにて無料で一般公開する予定です。
チャンネル登録をしていただけますと、更新直後に通知が来ます。

動画はモノクロ35分40秒(音声無し)です。
警視庁関係者と、ホンの一部が使用された商業映画「エイトデイズアウィーク」制作関係者以外は誰も見たことのないはずの動画です。
ビートルズ以外の容貌は個人情報として不開示とされ、モザイクとなっています。
昭和の記録として、また、個人情報とは何だ、ということを考える資料として、ぜひご覧いただきたいです。
ビートルズファンと情報公開に関心のある皆様、必見です!

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なお、現在NPO法人 情報公開市民センターは、認定NPO法人化に向けた寄付を大募集中です。

2022/9/30までにあと58人、1人3000円以上の寄付を募集しています。
下記いずれかに、お一人3000円以上のご寄付をお願い致します。
・郵便振込口座番号 00220−4−41902
 口座名称 特定非営利活動法人 情報公開市民センター
・ゆうちょ銀行 当座:〇二九店 41902
 口座名称 特定非営利活動法人 情報公開市民センター
・三菱UFJ銀行 四谷(よつや)支店(店番:051)普通 0110626
 口座名称 特定非営利活動法人情報公開市民センター
(認定NPO法人になるには、寄付者の氏名と住所が必要です。振込用紙で振り込まれた人 以外は、メールにて氏名と住所をお教え下さい。)
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第29回全国市民オンブズ米子大会2022

幻のビートルズ来日画像ついに開示される 22/9/24(土)全国オンブズ大会懇親会でオンライン配信

NPO法人 情報公開市民センターが「1966年に日本武道館で行われたビートルズ日本公演に関し、警視庁警備部が撮影したフィルム」の情報公開を求めた訴訟の判決が最高裁が2018/10/25に確定した件で、4年の時を経てようやくDVDとして開示されました。
22/9/24(土)に米子市で行う第29回全国オンブズ米子大会2022で理事長の新海聡弁護士が解説をした後、18時15分以降懇親会会場で映写するとともに、オンライン配信する予定です。
(Zoomウェビナーは先着500人。要事前申込。録画不可)

ビートルズ来日画像ついに開示される(解説文) ネタバレあり
情報公開市民センター 理事長 新海聡

画像はモノクロ35分40秒(音声無し)です。
警視庁関係者と、ホンの一部が使用された商業映画「エイトデイズアウィーク」制作関係者以外は誰も見たことのないはずの画像です。
ビートルズ以外の容貌は個人情報として不開示とされ、モザイクとなっています。

昭和の記録として、また、個人情報とは何だ、ということを考える資料として、ぜひご覧いただきたいです。ビートルズファンと情報公開に関心のある皆様、必見です。

なお、動画については何らかの形で22/9/26以降公開する予定です。


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現在NPO法人 情報公開市民センターは、認定NPO法人化に向けた寄付大募集です。
2022/9/30までにあと58人、1人3000円以上の寄付を募集しています。
下記いずれかに、お一人3000円以上のご寄付をお願い致します。
・郵便振込口座番号 00220−4−41902
 口座名称 特定非営利活動法人 情報公開市民センター
・ゆうちょ銀行 当座:〇二九店 41902
 口座名称 特定非営利活動法人 情報公開市民センター
・三菱UFJ銀行 四谷(よつや)支店(店番:051)普通 0110626
 口座名称 特定非営利活動法人情報公開市民センター
(認定NPO法人になるには、寄付者の氏名と住所が必要です。振込用紙で振り込まれた人 
 以外は、メールにて氏名と住所をお教え下さい。)

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第29回全国市民オンブズ米子大会2022


ビートルズ来日時動画情報公開訴訟 敗訴確定 最高裁

NPO法人 情報公開市民センターが、「1966年に日本武道館で行われたビートルズ日本公演に関し、警視庁警備部が撮影したフィルム」の情報公開を求めた訴訟で、最高裁は18/10/25に上告を棄却し、高裁敗訴判決が確定しました。
http://www.jkcc.gr.jp/data/181025.pdf

・18/12/20 東京地裁 敗訴
 http://www.jkcc.gr.jp/data/171222.pdf
・18/5/23 東京高裁 敗訴
 http://www.jkcc.gr.jp/data/180523.pdf

上記フィルムを15/2/10に情報公開請求したところ、15/2/25に「警備を行っている警察官の容貌および、ビートルズ以外の民間人の容貌」以外の一部開示決定が出ました。
http://www.jkcc.gr.jp/data/150225.pdf
【非公開にした理由】
 ビートルズ来日公演前後の日本武道館内外及び宿泊先から空港までの全般において人出の状況やその容姿が記録されており、これらの情報は、個人に関する情報で、特定の個人を識別することができるものであるため。
 
東京高裁は以下述べています。
・映像中の個人の容貌は約50年前に撮影されたものであることを考慮に入れても「個人に関する情報で特定の個人を識別することができるもの」に該当することが明らかである。
・慣行として公にされ、又は公にすることが予定されているものに当たるとはいえない。
・警察官の容貌も非開示情報から除外されていないものと解するのが常識的である。

今後、15/2/25決定に基づき動画の開示を求めるかは検討します。


ビートルズ来日フィルム情報公開訴訟 上告しました

NPO法人 情報公開市民センターは、「1966年に日本武道館で行われたビートルズ日本公演に関し、警視庁警備部が撮影したフィルム」情報公開訴訟に関し、18/6/4に上告兼上告受理申立を行いました。
http://www.jkcc.gr.jp/data/180604.pdf

・17/12/20 東京地裁 敗訴
 http://www.jkcc.gr.jp/data/171222.pdf
・18/5/23 東京高裁 敗訴
 http://www.jkcc.gr.jp/data/180523.pdf


ビートルズ来日フィルム情報公開訴訟 2審も敗訴

NPO法人 情報公開市民センターが、「1966年に日本武道館で行われたビートルズ日本公演に関し、警視庁警備部が撮影したフィルム」の情報公開を求めた訴訟で、東京高裁は18/5/23に敗訴判決を出しました。
http://www.jkcc.gr.jp/data/180523.pdf

2014/1/3に1966年にビートルズが来日した際の警備状況を記録した映像フィルムが警視庁に残っていると日本経済新聞が報じました。
情報公開市民センターは上記フィルムを 14/2/25に情報公開請求したところ、14/3/13づけで全面非公開決定が出ました
http://www.jkcc.gr.jp/data/140313.pdf
【非公開にした理由】
・個人に関する情報で、特定の個人を識別することができるものであるため
・警備実施に係る情報であり、公にすることにより、警備手法等が明らかとなるなど、犯罪の予防、鎮圧又は捜査その他の公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすおそれがあると認められるため

再度上記フィルムを15/2/10に情報公開請求したところ、15/2/25に「警備を行っている警察官の容貌および、ビートルズ以外の民間人の容貌」以外の一部開示決定が出ました。
http://www.jkcc.gr.jp/data/150225.pdf
【非公開にした理由】
 ビートルズ来日公演前後の日本武道館内外及び宿泊先から空港までの全般において人出の状況やその容姿が記録されており、これらの情報は、個人に関する情報で、特定の個人を識別することができるものであるため。

警視庁からは、「映像の一部開示については、モザイク処理を業者に 頼まないといけないため当方に費用を請求したい。70-80万円程度かかる予定」と言われましたが、「一部開示の映像は見ない。決定書だけほしい」旨回答しました。

15/4/26に情報公開市民センターは東京都公安委員会に一部非開示決定の取消を求めて審査請求を行いましたが、東京都情報公開審査会は16/7/7に「取り消すべきものとは認められない」としました。
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/07/40q77100.html

その後東京都公安委員会は16/8/19に審査請求を棄却しました。
http://www.jkcc.gr.jp/data/160819.pdf

情報公開市民センターは17/1/26に東京地裁に提訴しましたが、17/12/20に敗訴しました。
http://www.jkcc.gr.jp/data/171222.pdf

その後17/12/26に控訴しましたが、今回18/5/23に東京高裁で敗訴しました。
http://www.jkcc.gr.jp/data/180523.pdf
・映像中の個人の容貌は約50年前に撮影されたものであることを考慮に入れても「個人に関する情報で特定の個人を識別することができるもの」に該当することが明らかである。
・慣行として公にされ、又は公にすることが予定されているものに当たるとはいえない。
・警察官の容貌も非開示情報から除外されていないものと解するのが常識的である。

情報公開市民センターは上告する予定です。

なお、18/1/19に再度上記フィルムを情報公開請求しましたが、18/2/1に全面非開示決定が出ました。
http://www.jkcc.gr.jp/data/180201.pdf


警視庁が保有する50年前のビートルズ来日動画 情報公開訴訟提訴

NPO法人 情報公開市民センターは、1966年にビートルズが来日した際警視庁が撮影していた動画の情報公開訴訟を17/1/27に東京地裁に起こしました。
(事件番号 平成29年(行ウ) 46号 東京地裁民事3部)

NPO法人 情報公開市民センターは、国や地方自治体の情報公開度を高めるため、全国市民オンブズマン連絡会議が母体となって2001年に設立したNPO法人です。これまで、外務省の在外公館報償費や、秘密保護法制定過程の情報公開訴訟を行ってきました。

1966年当時、警視庁が今後の参考にするため、ビートルズ警備の状況を動画で撮影していました。当法人が当該動画を警視庁に対し情報公開請求したところ、いったんは警備上の秘密として全面不開示でした。再度情報公開請求したところ、ビートルズのメンバーの顔以外の顔(街頭でのファン、警備関係者、スタッフなど)は個人情報として不開示決定がでました。動画を開示するにはモザイク処理のため費用が約80万円かかると言われました。審査請求しましたが、都公安委員会は棄却しました。
http://www.jkcc.gr.jp/menu9.html

その後、16/9/17日本経済新聞によれば、警視庁はビートルズの記録映画制作会社側から映像提供の要請があり、一部を公開したとのこと。それ以外も一般向けに提供できるか検討しているとのことでした。

50年前の顔は特定の個人を識別できず、しかも慣行として公にされ、公にすることが予定されている情報であるとして、非公開取り消しを求めて東京都を被告として提訴しました。

17/3/22(水)午後1時半〜 東京地裁で第1回弁論予定です。

経緯 15/2/10 当法人が警視庁に開示請求
   15/2/25 警視庁が一部開示決定
   15/4/26 当法人が審査請求
   15/12/16 都公安委員会が非開示部分を説明
   16/7/7  都情報公開審査会が取り消すべきものとは認めないと答申
   16/8/19 都公安委員会が審査請求棄却の裁決
   17/1/27 東京地裁に提訴
   17/3/22(水)午後1時半 東京地裁で第1回弁論予定


ビートルズ来日公演警備動画 個人情報のため非公開(警視庁)  

2014/1/3に、1966年にビートルズが来日した際の警備状況を 記録した映像フィルムが警視庁に残っていると日本経済新聞が 報じました。ビートルズの演奏する姿も映っているとのこと。
これに対し、NPO法人 情報公開市民センターとして、上記 フィルムを15/2/10づけで情報公開請求したところ、2/25づけで 一部開示決定が出ました。
http://www.jkcc.gr.jp/data/150225.pdf
開示しない理由:東京都情報公開条例7条2号に該当 
ビートルズ来日公演前後の日本武道館内外及び宿泊先から 空港までの 全般において人出の状況やその容姿が記録 されており、これらの情報は、 個人に関する情報で、 特定の個人を識別することができるものであるため。

同じ請求を1年前の14/2/27に開示請求した際は、 個人識別情報ならびに「警備情報にあたる」として 全面非開示でした。
http://www.jkcc.gr.jp/data/140313.pdf

なお、映像の一部開示については、モザイク処理を業者に 頼まないといけないため当方に費用を請求したいがどうか、と 事前に警視庁から連絡がありましたが、 「一部開示の映像は見ない。決定書だけほしい」旨回答しました。

今後、審査請求、裁判などどうするかを検討します。

ビートルズ来日公演警備情報非公開決定(警視庁) 提訴へ(その後延期) 

2014/1/3に、1966年にビートルズが来日した際の警備状況を記録した 映像フィルムが警視庁に残っていると日本経済新聞が報じました。 ビートルズの演奏する姿も映っているとのこと。

これに対し、NPO法人 情報公開市民センターとして、上記フィルムを 14/2/25づけで情報公開請求したところ、3/13づけで全面非公開決定が出ました
http://www.jkcc.gr.jp/data/140313.pdf
【非公開にした理由】
・個人に関する情報で、特定の個人を識別することができるものであるため
・警備実施に係る情報であり、公にすることにより、警備手法等が明らかとなる など、  犯罪の予防、鎮圧又は捜査その他の公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすお それが  あると認められるため
 
これに対し、情報公開市民センターは、取消訴訟を東京地裁に起こすことを決め ました。
・48年前の警備状況がいまだに非公開というのは、秘密保護法の秘密指定30年が  延長される危険性をわかりやすく説明できる
・ドイツでは、警察の警備についてのドキュメンタリー映画が販売されている。
 The Beatles In Germany 1966 : A Musical Documentary  http://beatleslist.web.fc2.com/b4video1.html

14/4/5(土)秘密保全法に反対する愛知の会2周年総会で、理事長の新海聡弁護士が、上記訴訟の提訴を発表します。

日本の情報非公開を打破するため、ぜひ勝訴したいです。
皆さまのご支援をよろしくお願い致します。


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